龍澤山 長泉寺


 当山は,桐生市の北部に位置している.本尊は南無釈迦牟尼仏,高祖道元禅師像,太祖瑩山禅師像,大權修理菩薩像,十六羅漢像,今上牌等が奉杞されています.禅宗の開祖の達磨大師像が祭られています.また,春秋二期の彼岸会,また八月の盂蘭盆会には檀信徒の家庭を訪問し御先祖様の御供養を行っています.
 当山は鳳仙寺の末寺で鳳仙寺の七代目の儀拈牛把大和尚が開山にて創建された御寺であります.
 本堂の間口九間奥行七間の本堂で,境内地は1,242mm2ほどあります.
 境内の南側には六十三堂があります.六三堂の旧佛堂は間口四尺奥行六尺と大変狭い御堂で老朽化しておりました.この御堂を解体し,間口二間奥行三間という立派な御堂を昭和61年に建立し,現在に至っています.
 住職の世代は開山以来,二十四代目となっています.長泉寺の開基は文縁四年新田義貞の末孫由良信濃の守成繁の家臣藤生紀伊の守の嫡男岩下平左衛門茂吉が建立した寺として現在に至っています.
 昭和46年1月4日より開運厄除大師として厄除祭を厳修致し山内は1日中賑わっています.

宝物

六三堂本尊玉泉前住青山溝僞雲
首座安永八年五月十日無縫塔
石碑
大般若経六百巻
釈迦涅槃像掛軸等


寛永10年11月癸西(西暦1633年)
河嶋主膳親父
当山長泉寺の開山(西暦1642年)
宝永4年6月6日(西暦1707年)川嶋茂太夫の子が永眠しています.
本堂の欄間の彫刻3枚は石原吟八 彫之 板橋平原次作,施主は川嶋茂太夫である.

 


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