田澤山 泉龍院


本 尊

釈迦牟尼仏,薬師瑠璃光如来

本 山

大本山 永平寺,総持寺

開 山

不盡大壽大和尚

開 基

桐生出羽守

創 建

応永24年(1417)

所在地

群馬県桐生市菱町2丁目

住 職

第17世 大澤 弘之

 

当院は,田澤山青松林泉龍禅寺泉龍院と号し,天文15年(1546)に曹洞宗に改まる.以前は天台宗であった.当山は山林寺号を有する関東屈指の古禅林であり,特に全国各地や海外より多くの修行僧が集まり,禅学を講義して修行された寺として宗門僧侶の出世の道場として開かれたお寺である.本尊は釈迦無尼仏と薬師瑠璃光如来です.当寺の薬師如来様は,霊験灼かで悪病を祓(はら)い,一切の厄を取り除き大願を成就する薬師様です.
 慶安2年に徳川3代将軍家光公より特使を受け山門を建立し,徳川家と庶民の安泰を祈るべく厄封じの祈祷印を受け厄除けの寺として栄えてきた.今では厄除けの名声遠くまで広がり,桐生厄除け薬師霊場として近隣各地より大勢の善男善女が参拝され,特別祈祷寺として信仰を集めている.ご開帳の大祭は毎年1月元日より4日まで行われている.

境内には天然記念物として「四方竹群」,保存樹として「大王松」「コウヤマキ」「多羅葉」等があり,建物としては,山門が徳川家光公よりの特使によって建立され瓦は葵の紋になっている.また,長屋門は当地の殿様であった細川内膳の屋敷門を移築し,屋根はそのまま茅葺きにして現在に至っている.法堂内では四方欄間は彫刻師関口文次郎作といわれ左甚五郎の弟子なり,宝物では徳川3代将軍家光公よりのご朱印,450年前の韋駄天様,山越源右ヱ門(名主)より身代わり観音立像(別名胴ぎり観音),板碑,隠れキリシタン碑等有り,一見の価値がある.普段の日でも厄除け等の受付をいたしております.どうぞ皆さん,おこしください.下は泉龍院の地図です.桐生市内のものなので,市内に入られてから参考にしてください.山寺であるため,非常に情緒のあるお寺です.京都風の寺でもあり,本堂の大きさはかなりのものです.

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